7月6日(火)地域子育て研修会「子どもの権利と日本の児童養護」のお知らせです

  • 2010.06.29 Tuesday
  • 13:50
長年児童養護の研究をされている津崎哲雄先生(京都府立大学)がお話されます!


日時:7月6日(火)14:30〜16:30

場所:八王子教育センター 大会議室(八王子児童相談所隣)

主催:東京都八王子児童相談所


※日向ぼっこサロンは通常通り開館しています。




みなさんぜひご参加ください。

暗い話か…

  • 2010.06.28 Monday
  • 16:30
先日妹からこんな話を聴きました。

「職場でラジオを聴いていると、そのラジオ番組の中でパーソナリティーからリスナーとして施設で暮らしている子に電話が繋がった。
その子は明るい子で、施設の仲間といつもそのラジオ番組を楽しみにしているとのこと。

しかし、パーソナリティーは『施設ってことは、親はいないの??』との質問をし、その子もそれに応え、なんとなく雰囲気が暗くなってしまった。

聴いていて凄く嫌だったけど、さらに一緒にラジオを聞いていた上司が『親がいないとか他にもそんな人いるんだから暗い話聞かせるなよ』と言い、『その子はそんなつもりじゃないのに』と思った。」

その話を聞いて、凄く悲しくなりました。

その子はきっと施設で暮らしていることに対し引け目や負い目を持たなくても済んでいるのに、きっと今回のことで何かしら感じざるを得なくなったのではないでしょうか。
(そのラジオを直接聴けていないのに憶測を述べ失礼いたします。)

実際の社会でも、施設で暮らしている・いたことと向き合わなくてはならない場面は多々あります。
友人などとの会話で施設や親の話題になり、そのままを話すと「聞いてごめん」と言われ暗い雰囲気になってしまいます。

「私にとってはそれが当たり前だから、むしろその『ごめん』がキツイな」と思っていました。

自分が体験したことがないことは、確かに「ムズカシイ」かもしれません。
でも、生きづらい思いを背負わされている人たちは、その「ムズカシイ」からくる無理解・無関心に、より生きづらさを抱えさせられています。

無理解・無関心で傷つけ合うことが少ない社会を目指したいものです。

たのしい食卓で…☆

  • 2010.06.27 Sunday
  • 15:26
今日は日向ぼっこでは、ランチにおいしいおいしいカレーを頂きました(●^o^●)





『第5回施設や里親家庭を巣立ってから「面接対策!自分を魅せる!文章の書き方・話し方講座」』にご参加くださった可愛らしい高校生のみなさんが作ってくださったカレーです(^0^)





これが本当においしくて絶品!

日向ぼっこに来るまでは、どちらかといえばカレーは苦手だったkumaですが、こちらでお手伝いさせてもらうようになりみんなと食卓を囲ませていただくようになってからは、カレーが好きになりました(*^_^*)





お料理自体も物凄くおいしかったのですが、来てくれた高校生のみなさんと、みんなで笑顔で食卓を囲め、おいしさ倍増でした☆☆







カレー大盛り♪







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昨日、ボランティア希望で来てくださったTさんから、

「どんなに高いお刺身やご馳走を買ってきても、ひとりで食べるとあんまりおいしいと感じなかったりする。みんなで食べると、簡単な料理や、ちょっと失敗しちゃったゴハンでも、おいしくて楽しい。」

というお話をお聞きしました。





 * * * * * * * * * * *





よくいらしてくださるMさんからは、

読みかけのモデルさんが書かれた本から、美容と健康にいい食事の取り方のひとつとして、

「食事は大好きなひとと食べること」と読み上げて 教えてくれました。





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ほんとにそうだなぁと思いました。私も、初めてサロンにお邪魔させてもらった大晦日に、みんなで食べる食事のしあわせに感動していました。





来館されるみなさんにとっても、日向ぼっこサロンの食卓が、そういう場であることができるように、こころの中で願いを込めながら、日々台所に向かいたいと改めて想いました(*^_^*)









 昨日の食卓♪



 マイ茶碗で二コリ♪



 誕生日ケーキの用意に真剣☆

社会的養護に関するニュースです

  • 2010.06.26 Saturday
  • 15:49
お知らせ頂いた社会的養護に関するニュースを転載させて頂きます。

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◆平成22(2010)年6月22日 産経新聞
 九州国際大、養護施設入所者の学費を全額負担 開学80年で
 私立九州国際大(北九州市八幡東区)は22日、両親との死別などにより市内6カ所の児童養護施設で暮らす高校生が同大学に進学する場合、学費4年分を全額負担すると発表した。開学80年の記念事業の一環。市によると、こうした取り組みは全国でも珍しいという。
 同大学は、論文や面接などを重視する9月のアドミッション・オフィス(AO)入試で、最大5人まで対象者を募集。入学金や授業料など4年で計約335万円を負担する。入所者は原則的に高校卒業後に施設から出なければならないため、大部分が就職し、大学進学率は低かった。同大学の後藤勝喜学長は「進学によって子どもの将来の選択肢が広がる。公的支援と両輪となって子どもを社会に送り出したい」と話した。

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◆平成22(2010)年6月19日 毎日新聞 地方版
 岡山の児童施設性的虐待:市議委に改善計画を報告 /岡山
 岡山市の児童養護施設で元男性職員=3月に懲戒解雇=が幼児・児童に性的虐待を繰り返していた問題で、市は18日、施設側が提出した改善計画を市議会保健福祉委員会に報告した。市は施設に、虐待防止・早期発見の体制整備▽子供の意見をくみ上げる仕組みの見直し▽研修の見直しなどを勧告していた。
 再発防止策では、施設長や主任などの主要職員が寮を巡回し、各児童の担当者も1人から2人に増やす。これまで一つだけ置いていた「意見箱」を、寮の玄関など4カ所に設置。問題を職員で共有する「施設支援向上委員会」や、児童からの苦情・要請に対応する「苦情解決のための委員会」を新たに設ける。

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◆平成22(2010)年6月18日 北海道新聞 夕刊地方
 北見児童相談所 「里親を増やして」 自治体担当者集め研修会
 北見児童相談所が17日、北見市端野町公民館で、オホーツク管内の自治体で児童相談を担当している職員約30人を対象に研修会を開いた。
 2005年4月から各市町村に児童相談の対応窓口が設置されており、研修会は市町村への後方支援の一環。同相談所の職員が講師を務め、子供の一時保護や心理判定について語った。このうち、今年4月から新たに配置された里親推進主査の職員が、里親への委託手当や研修制度について説明した。5月末現在、オホーツク管内では里親45人が児童32人を受け入れている現状を報告。里親登録者がいない自治体もあることから「長期的な委託だけでなく緊急や短期の場合も増えているので、各地域で増えてほしい」と話していた。

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◆平成22(2010)年6月24日 中日新聞
 虐待を正確に把握 『事実確認面接』採り入れ 滋賀県内2カ所の児童相談所
 性的虐待を受けた子どもから被害を客観的に聞き取る「事実確認面接」が、滋賀県内の二カ所の児童相談所で進められている。面接の記録を基に保護できた事例もあるほか、虐待の事実を正確に把握し、適切なケアにつなげられると期待されている。
 事実確認面接をしている同県中央子ども家庭相談センター(草津市)によると、面接は以下のような要領で行われる。天井に小型カメラが据えられ、机の上にICレコーダーが置かれた小部屋。子どもいすに並んで座った同性の児童福祉司が「あなたの安全について心配なので聞かせてほしい」と語り掛ける。「おじちゃんが、ひどいことしたの」と子どもが口を開くと、児童福祉司は、子どもの言葉を受け止めてから、同じ表現で問い返す。「ひどいことをされたのね。ひどいことについて教えてくれる?」 場合によっては、人の絵が描かれた紙を使って、体のどこを触られたのか具体的に尋ね、虐待があった日時、場所、被害内容を時系列でメモしていく。面接時間は一時間弱程度という。
 同センターは二〇〇八年から、一時保護された児童のうち、性的、身体的な虐待を受けている疑いがある子どもを対象に、事実確認面接を実施してきた。子どもが自発的に、自分に起きた事実を話せるような中立的な問い掛けをし、「怖い体験だったね」などと、気持ちを誘導するような受け答えをしないのが特徴だ。録音、録画されていること、隣室で別の児童福祉司らが面接の様子をモニターで見ていることは、子どもに事前に説明する。面接で得られた虐待事実の記録を共有することで、保護先の施設などで重ねて事情を聞かれる、といった事態を防ぐことができる。「自分が悪いことをしたと思い込み、黙っている子がほとんど。人に話してもいいんだよ、と伝えることが必要です」と女性児童福祉司(37)は話す。面接後に「ホッとした」と話す子が多いという。
 面接は、彦根子ども家庭相談センター(彦根市)でも実施。これまで両センターで、三〜十四歳の男女三十四人を面接し、このうち性虐待を受けたのは十五人だった。親がセンターの保護に同意しなかった四人について、家庭裁判所への保護申し立て時に面接記録を提出、保護につながった。県中央子ども家庭相談センターの森本冨士男次長は「医学的根拠が残りにくい性的虐待は、正確な聞き取りが非常に重要。虐待事実を正確に把握し、被害児のケアにつなげたい」と話す。児童虐待に詳しい甲津貴央弁護士(滋賀弁護士会)は「子どもの記憶が混乱しないうちに、良質な記憶を保存できる。繰り返しの聴取が避けられれば、フラッシュバックなど二次的な心の傷も防げる」と事実確認面接の意義を強調する。

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◆平成22(2010)年6月23日 毎日新聞
 <児童自立支援施設>入所児支援の質維持を 団体が要望
 非行をした子供などを指導する児童自立支援施設(全国58カ所)について、厚生労働省が民間委託を認める方針を決めたことを巡り、「全国児童自立支援施設協議会」(会長、須藤三千雄・埼玉学園長)は23日、入所児への支援の質を低下させないことなどを求める要望書を厚労省に提出した。
 要望書は▽民間委託に関し施設長ら現場の意見を聞く▽入所児の中で増えている発達障害児や精神疾患の子供を支援する心理療法担当職員の配置−−などを求めた。児童福祉法施行令は児童自立支援施設の設置を都道府県に義務付け、職員を「都道府県の職員」と規定しているが、厚労省は昨年11月、国の地方分権改革推進委員会の勧告を受けて民間委託を認める方針を決めた。厚労省家庭福祉課は「(民間委託を可能にするため)今年度内に施行令を変更する基本方針は変わっていない」としている。

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◆平成22(2010)年6月23日 読売新聞
 児童自立支援15施設、学校教育行われず 法改正から12年
 1998年の改正児童福祉法の施行で、入所する児童生徒を就学させることが義務づけられた全国58の児童自立支援施設のうち15施設で、「学校教育」が実施されていないことが読売新聞の調べでわかった。改正法は経過措置を認めていたが、既に12年が経過しており、事実上の違法状態といえる。全国児童自立支援施設協議会(須藤三千雄会長)は23日、施設を所管する厚生労働省に改善を求める要望書を提出する。
 読売新聞の調査に、15施設を管轄する山形、富山、愛知、広島、宮崎県、大阪府や横浜市など2府10県、2市が「学校教育が行われていない」と回答。11施設では実施のめどが立っていない。15施設に入所する小中学生は約300人。大半の施設では、教員ではない職員らが学科を指導しており、学習指導要領で決められた授業時間より少ない施設が多いのが現状という。
 改正前は、入所する小中学生は就学猶予や免除の対象となり、「学校教育に準ずる学科指導」が認められていた。しかし、「学校教育を受ける権利を奪っている」などの批判が強まり、改正法で施設長に入所児童を就学させることが義務付けられた。実際には施設外の学校に通わせることは困難なため、施設内に分校などを設置する必要がある。改正後も対応が遅れているのは、分校などに配置する教員の確保や経費負担を巡り、都道府県と施設のある自治体などの間で調整が難航しているためだ。京都府や福島県の担当者は「施設には府県全域から児童が集まるのに、『施設がある自治体だけが負担するのはおかしい』という意見がある」と話す。
 全国児童自立支援施設協議会の須藤会長は「法で定められていることであり、全国すべての施設で早急に学校教育を導入すべきだ」と訴えている。厚労省は「自治体が判断すべきことだが、法改正から既に10年以上が過ぎており、改善が好ましい」としている。
 児童自立支援施設 非行を繰り返したり、虐待被害を受けたりした子供について、作業や学習を通して自立を支援する施設。主に小学生以上、18歳未満の児童が家庭裁判所や児童相談所の判断で入所する。2008年10月現在の入所者は1808人。施設は、国立2、都道府県立49、政令市立5、社会福祉法人2。

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◆平成22(2010)年6月23日 読売新聞
 免許なし職員も授業…子供の不利益、現場は懸念
 入所する小中学生を就学させることが義務づけられた児童自立支援施設の一部で法改正後も12年にわたり、学校教育が行われていない実態が明らかになった。施設の現場では改善を求める声も強く、専門家も「憲法で保障されている権利が守られていない事態は早く改めるべきだ」と指摘する。
 横浜市保土ヶ谷区にある市立横浜向陽学園。入所する中学生12人は寮生活をしながら、学習や作業、クラブ活動を行い、施設内で1日を過ごす。学習は施設の福祉職員5人が指導する。ある教室では、録画したテレビのバラエティー番組が流れる中、男子生徒が寝そべったりしながらパズルやプリント学習を行っていた。 「集中力が続かず、3、4時限目はリラックスする時間にしている」。梨本哲園長はそう説明する一方、「職員は教員ではない。子供の学習意欲や集中力を引き出す力が不足しているのも事実」と打ち明けた。
 大阪市立阿武山(あぶやま)学園(大阪府高槻市)では、入所する小中学生44人の中には、親から虐待を受けたり、発達障害を抱えたりする子供もいる。学籍は入所前に通っていた小中学校にある。大阪市教委の教員2人、教員免許を持つ非常勤講師5人が配置され、小中学校と同様に時間割を組んで学習指導しているが、正規の学校教育ではない。教員免許がない施設職員も授業を担当しなければならず、授業時間は学習指導要領で定められた6〜7割程度だ。岸喜芳園長は「学校教育を早期に実施したい。福祉職員は、子供と信頼関係を築き、生きる自信も引き出しながら、自立を支援するプロ。施設での教育は、職員と教員の連携が不可欠」と訴える。施設を管轄する大阪市子育て支援部は「分校などを設置すると、校名から施設出身者とわかる可能性がある。入所する子供の不利益とならない方法の検討も続けている」と釈明する。
 小林英義・東洋大教授(児童福祉論)の話 「教育を受ける権利が公の施設で守られていない事態は、法の改正時、国が十分に議論しないまま、各自治体に施設での教育のあり方を任せたのが原因で、早急に改善すべきだ」

週間福祉新聞の写真コンテスト☆

  • 2010.06.25 Friday
  • 17:51
こんにちは(^-^)
梅雨真っただ中だというのに、今日の東京はいいお天気です(*^_^*)
日向ぼっこでも、今日は来館者さんの嬉しいことがあり、笑顔に溢れた にぎやかな雰囲気です♪


さて、福祉新聞社さんから、写真コンテストのお知らせを頂いたので、みなさんにもお知らせしたいと思います(^O^)



テーマは「楽しいひととき」!どなたでも応募でき、8月31日締め切りだそうです☆
ひなたぼっこでも、応募してみようと考えています♪よく来館してくださる方の中にも写真好きな方がいらっしゃいますし、ご興味のある来館者さんが
参加してくださったら嬉しいなぁ思います(*^^*)


以下、アドレスと、転載です



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http://www.fukushishimbun.co.jp/bosyu_new/index.html



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週間「福祉新聞」創刊2500年祈念
写真コンテスト 作品募集中
締め切り:2010年8月31日(火)
郵送の場合は当日消印有効




 福祉新聞では、創刊2500号(2010年10月11日号)記念企画の一環として、写真コンテストを行います。施設の利用者・職員の笑顔、地域でのふれあいなど、暮らしの中にある「楽しいひととき」を送って下さい。




「楽しいひととき」



最優秀賞 1点  賞金10万円、賞状
 副賞(福祉新聞セレクト美味セット)
優秀賞  数点  副賞(福祉新聞セレクト美味セット)

【応募規定】
・どなたでも応募できます。
・1人につき1点、未発表の作品に限ります。
・原則カラー写真(モノクロ写真でも受け付けます)。
・プリント写真のサイズはL判以上、デジタル写真はJPEG形式で保存して下さい。




【応募方法】
・郵送の場合
応募用紙(PDF:612KB)に記入し、写真を添えて、下記の住所まで郵送して下さい。


・メールの場合
メールの本文に、必要事項(撮影年月、撮影場所、写真の内容について(100字以内)、氏名(ふりがな)、年齢、職業、住所、電話番号)を記入し、(株)福祉新聞社 写真コンテスト係(photo@fukushishimbun.co.jp)まで写真を送信して下さい。




【審査・発表】
審査委員会(委員長=平井實・写真家(日本写真協会))による審査の上、選定します。入賞作品は10月11日号の福祉新聞および弊社ホームページに掲載いたします。入賞者には別途通知いたします。





【応募上の注意点】
・ 入賞作品は福祉新聞および弊社ホームページに掲載いたしますので、人物など被写体には必ず承諾を得てから応募して下さい。
・ 弊社は、被写体・第三者からの権利侵害、肖像権侵害、損害賠償などの責任は一切負いません。
・ 写真の著作権は弊社に帰属します。なお、写真は返却いたしません。
・ 審査内容等についてのお問い合わせには応じかねます。
・ 写真および応募における個人情報は、本コンテストにかかる通知等以外の目的に使用することはありません。その他、弊社の個人情報の取り扱いについては、個人情報保護方針(プライバシーポリシー)をご覧下さい。






応募・問い合わせ先
(株)福祉新聞社写真コンテスト係
〒105−0001東京都港区虎ノ門1−16−17虎の門センタービル6階
電話 03(3581)0431 FAX 03(3581)0433
メール photo@fukushishimbun.co.jp






「育てて貰った実感が持てないのはどうしてだろう??」

  • 2010.06.24 Thursday
  • 22:23
先日私と同じ児童養護施設で同じ時期に共に暮らしていた方が初めて遊びに来てくれました。

入所中よりとても明るくイキイキされていて、数日経った今でも再会の喜びでいっぱいです!



その方とは入所中は職員の方に対してとても気を遣ったこと、

退所してから帰りたいと思えないことを、「どうしてだろう」と色々なことを思い出しながら語らいました。



私たちが暮らしていた施設は夫婦住み込みのグループホーム形態の施設で、大舎制の施設でも生活していたことのある私からすると、形態はとてもいい施設です。



そんな形態のいい施設で同じ職員さん達と7年間も暮らしていたのに、どうしてずっと気を遣って生活していたのでしょう。

どうしてずっと心を開けなかったのでしょう。



退所して数年は、されて言われていやだったこと、ちゃんと信頼関係を築ける存在であって欲しかったことを伝えようと思っていました。

でも、直接伝えることは傷つけもするでしょうし、面倒を見てもらった手前もあり、言えないまま今日に至っています。



時間の経過と共に、私が悪かったのだろうと考えるようにしていました。

「心を開ける状態ではなかった私が悪かった」

「相性が悪かった」

そう思うことにしていました。



しかし、一緒に暮らしていた方と再会し、その方が抑圧されていたことを伺い、「私が悪かったわけではないのでは…」と再認識しました。



とはいえ、そのご夫婦は悪い人たちではありません。

頑張ってくれているのはなんとなく伝わっていました。



それでも、育てて貰った実感が持てないのはどうしてでしょうか。

愛されている・大切にされている・守られているという実感は持てませんでした。



それらのことは入所中はわからないことかもしれません。

しかし、退所して8年経った今も一向に感じません。



やはり、私に感じる心が無いのか。

それとも…。





ともあれ、再会できたその方が今を幸せに過ごされているので、まずはその喜びを大切にしたいです。

☆日向ぼっこサロンと共に歩んでくださる方を募集しています☆

  • 2010.06.22 Tuesday
  • 22:05
今日はHPを更新するチャンスを逃し、気がつけば閉館時間です。

早めに来ていたのですが…(^_^;)







そんな日向ぼっこでは、現在日向ぼっこサロンを共に支えてくださる仲間を募集しています。



ボランティア・賛助会員・正会員・職員、どのような形態でも歓迎です\(^o^)/



詳しくはまたお知らせさせて頂きます☆ミ☆ミ





写真は、閉館日の水曜日に今後のサロンについて語らう理事のお二人です(^O^)(^O^)

結希はそれを聴いています☆

読売新聞多摩版でコンサートのご紹介を頂きました〜harmonizeさんのチャリティーコンサートまであと約2週間です!!〜

  • 2010.06.21 Monday
  • 16:45
今年も日野市を中心に活動している吹奏楽団harmonizeさんがチャリティーコンサートを開催してくださるのですが、コンサートまで残すところ約2週間です!

昨日の練習には、ゲストとして出演させて頂く隆行さんも参加されました♪

気持ち良く歌わせて頂いたようです(*^^)v

社会的養護に関しての話をして頂く予定のMちゃんも、先日来館された際に熱心にお話の内容をまとめられました☆


また、19日(金)には読売新聞多摩版でもご紹介頂きました。


「いよいよコンサート!!」という雰囲気の漂う日向ぼっこサロンです♪

皆さまどうぞご来場ください(●^o^●)

東京都社会福祉協議会児童部会「リービングケア委員会」に参加しました!

  • 2010.06.20 Sunday
  • 17:13
昨日は、
東京都社会福祉協議会児童部会さんの
「リービングケア委員会」に参加しました。

ほぼ毎月1回行われている委員会では、
児童養護施設や自立援助ホームの職員さんたちが
「リービング=巣立ちの時期」のケアを検討している会です。

昨日は、社会的養護にまつわる活動をしている
団体さんなど、
10か所が集まり活動報告などをしました。

NPO法人をはじめ
学生さんを中心とした学ボラの団体さんや
漫画家さんの団体、
自立援助ホームさんの先進的な取り組みなどをうかがい

たくさんの人がかかわっていることに
うれしくなりました。

それぞれの取り組みについても
ゆっくりアップできたらと思います☆

全国児童養護施設協議会さんが倫理綱領を制定しました

  • 2010.06.19 Saturday
  • 19:01
全国児童養護施設協議会さんが先月倫理綱領を制定されました。

以下は全国児童養護施設協議会さんのHPから抜粋したものです。
倫理綱領の全文は全国児童養護施設協議会さんのHPをご確認ください。

(閲覧日:2010年6月18日、
閲覧URL:http://www.zenyokyo.gr.jp/what.htm

*********************************

全国児童養護施設協議会では、児童養護施設で生活する子どもの安心・安全を守り、養育の向上をはかるため、2010年5月に「全国児童養護施設協議会倫理綱領」を策定しました。
 今後、全国の児童養護施設の役員・施設長・職員が、毎日の子どもとのかかわりのなかで子どもの最善の利益を追求し、養育にたずさわるための指針として活用をはかります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    全国児童養護施設協議会 倫理綱領

                   社会福祉法人 全国社会福祉協議会
                   全国児童養護施設協議会

原 則

 児童養護施設に携わるすべての役員・職員(以下、『私たち』という。)は、日本国憲法、世界人権宣言、国連・子どもの権利に関する条約、児童憲章、児童福祉法、児童虐待の防止等に関する法律、児童福祉施設最低基準にかかげられた理念と定めを遵守します。
 すべての子どもを、人種、性別、年齢、身体的精神的状況、宗教的文化的背景、保護者の社会的地位、経済状況等の違いにかかわらず、かけがえのない存在として尊重します。

使 命

 私たちは、入所してきた子どもたちが、安全に安心した生活を営むことができるよう、子どもの生命と人権を守り、育む責務があります。
 私たちは、子どもの意思を尊重しつつ、子どもの成長と発達を育み、自己実現と自立のために継続的な援助を保障する養育をおこない、子どもの最善の利益の実現をめざします。

倫理綱領

1. 私たちは、子どもの利益を最優先した養育をおこないます

2. 私たちは、子どもの理解と受容、信頼関係を大切にします

3. 私たちは、子どもの自己決定と主体性の尊重につとめます

4. 私たちは、子どもと家族との関係を大切にした支援をおこないます

5. 私たちは、子どものプライバシーの尊重と秘密を保持します

6. 私たちは、子どもへの差別・虐待を許さず、権利侵害の防止につとめます

7. 私たちは、最良の養育実践を行うために専門性の向上をはかります

8. 私たちは、関係機関や地域と連携し、子どもを育みます

9. 私たちは、地域福祉への積極的な参加と協働につとめます

10. 私たちは、常に施設環境および運営の改善向上につとめます

                   2010年5月17日 制定

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